星
しけがアタシに作ってくれた曲を聴きながら。
アタシしか知らない曲。
アタシの曲。
雨が降り続いた。
こんなに凄まじい雨は、私のあやふやな記憶上そうそう無い。
しげは私が店の雨漏りにバタバタ走り回って大幅に残業している間、ずっと車の中で待っていてくれた。
電車が止まって駅周辺は凄い渋滞で、でも私はしげの隣にいれることだけでもうとても、落ち着いたの。
雨で人は死ぬ。
もうあまり思い出さなくなっていたギタリストも突然ニュースに出たりする。
私は久しぶりに見たその名前を、パソコンの前で意味が分からず凝視した。
しげとずっと一緒にいたい。死ぬときも一緒がいい。
しげにそう言った。
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